通信可能なデータ速度とケーブル長 |
下記の表に示されるデータ通信速度は実測値になり、データはMbps(1byte=8bit)によるペイロードを記載しています。それに対して、通常DSL接続のパフォーマンスを示す通信速度は、システムの運用のためのデータロードを含んだ総データ通信速度になります。ここで示すデータ量は、Mx2wire+の受信ユニットが制御できる端末機器が、実際にフルで接続できるデータ量になり、例えばMOBOTIXネットワークカメラに必要なデータ通信速度は約2.5Mbpsになります。 |
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注意 |
長いケーブルを使用した場合、電圧降下が発生し、それにより端末機器に電源を供給できない場合がございます。その場合、端末機器には別途電源を用意する必要があります。
Mx2wire+のユニットには、最大10mのネットワークケーブルで端末機器
(スイッチ、ルーター、PC、PoEインジェクター、IPカメラなど)を接続してください。
また、2つ以上のMx2wire+ユニットをリンクすることもできません。 |
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出荷時のMx2wire+のペアは、同じNetwork-IDが設定されています。異なるNetwork-IDを持つMx2wire+間の通信はできませんので、必ず出荷時のペアで使用して下さい。 |
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利用可能なワイヤーをきちんと結合し、さらにねじりより合わせて、2線式ケーブルを形成することで、最大のデータ通信速度と電源供給量を増加させることが可能です。 |
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PoEパワーレベル・クラス表(IEEE802.3af基準) |
クラス |
最大電力消費量 |
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0 |
0.44W – 12.95W |
Mx2wire+用 |
1 |
0.44W – 3.84W |
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2 |
3.84W – 6.49W |
端末機器用(最大)(PoE給電時) |
3 |
6.49W – 12.95W |
端末機器用(最大)(PoE給電時
もしくは電源供給ユニットDC 48-57V) |
4 |
12.95W – 25.5W |
クラス4: IEEE802.3at(PoE+) |
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Mx2wire+は常にClass0で動作し、更に接続された端末機器に最大13Wの電力(PoEクラス3)を供給します。 |
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ケーブルの種類と長さによるデータ伝送レートと電源の比較表 |
下記の表は、MOBOTIXが実際の条件下で、標準のベンチマークテスト手順を用いて得た、サンプルのパフォーマンスデータになります。
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アンテナもしくは同軸ケーブル |
同軸ケーブルの長さ |
太さ |
50m |
100m |
500m |
0.6mm
内部導体
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データ:50Mbps
PoE Class:4 |
データ:50Mbps
PoE Class:3 |
データ:45Mbps
PoE Class:使用不可 |
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電話線とベルワイヤ |
電話線/ベルワイヤの長さ |
太さ |
50m |
100m |
200m |
0.6mm
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データ:50Mbps
PoE Class:4 |
データ:50Mbps
PoE Class:4 |
データ:50Mbps
PoE Class:3 |
0.8 mm |
データ:50Mbps
PoE Class:4 |
データ:50Mbps
PoE Class:4 |
データ:50Mbps
PoE Class:3 |
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電源線 |
電源線の長さ |
太さ |
50m |
100m |
200m |
1.5m㎡
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データ:50Mbps
PoE Class:4 |
データ:50Mbps
PoE Class:4 |
データ:50Mbps
PoE Class:4 |
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ネットワークケーブル |
ネットワークケーブルの長さ(全ての4wireのペアを使用、下記を参照) |
タイプ |
200m |
300m |
500m |
Cat7 |
データ:50Mbps
PoE Class:4 |
データ:50Mbps
PoE Class:4 |
データ:45Mbps
PoE Class:3 |
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Mx2wire+は、100mの制限(PoEから端末機器まで)があるイーサーネット接続を拡張することが可能です。それには、ネットワークケーブルを次の通りに2線式ケーブルに変換します。
1.末端から約7mm程度のところで、4本のツイストペア線を剥き出しにします。
2.4本の白ケーブルを1本にまとめ、さらに4本のカラーケーブルを1本にまとめ、
それぞれに鞘管を装着します。
すなわち、Mx2wire+を使用することにより、500mを超える配線でも、約45Mbpsのデータ通信とともにPoEクラス3の電力を供給することが可能です。 |
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4本のツイストペア線を剥き出しにします。 |
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すべての8芯をバラバラにします。 |
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4本の白と、4本のカラーをそれぞれまとめます。 |
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必ず末端には鞘管を装着し、Mx2wire+に接続します。 |
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物理的な制約のため、一定の長さを超えるケーブルは、データの転送は可能ですが電源を転送することができません。そのため、例えば、接続される端末がPCといったPoEで電源供給をおこなわない機器で、データ転送の要件が低い場合などには、より多くの場面でMx2wire+を使用することが可能です。 |
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データ通信速度とケーブル長に関しての注意 |
反復しないピーク値を除いて、我々はこの製品のテストを非常に慎重に行いました。今回ご提供している数値は、長期間に渡って行ったテストの重要な実測値になります。しかしながら、様々な物理的要素によって数値の変化が考えられることから(機械、電源線、使用されるケーブルの状態と質など障害の要因)、これらのケーブルの長さ、データ通信速度、電力伝送に関し一切の保証は致しません。予定されるデータ通信速度、接続するケーブルの種類と長さによるデータ通信と電力伝送に関しては、実際に設置現場でテストと検証を行い測定する必要がございます。 |
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ケーブルの種類と距離による帯域幅の変化と電源の比較表 |
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ケーブル長(単位:メートル) |
50 |
100 |
200 |
③300 |
400 |
500 |
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①同軸ケーブル |
データ(Mbps) |
50 |
50 |
50 |
④50 |
50 |
45 |
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電源:PoE(単位:W) |
6.5 |
4.5 |
1.5 |
0 |
0 |
0 |
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②電源:NPA(単位:W) |
7 |
6.5 |
5.5 |
⑤5 |
3 |
2 |
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電源:PoE+(単位:W) |
13 |
11 |
6 |
3 |
1.5 |
0 |
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ベルワイヤ |
データ(Mbps) |
50 |
50 |
50 |
40 |
0 |
0 |
0.6mm |
電源:PoE(単位:W) |
7 |
6.5 |
3 |
1 |
0 |
0 |
|
電源:NPA(単位:W) |
7 |
7 |
6 |
5.5 |
0 |
0 |
|
電源:PoE+(単位:W) |
13 |
13 |
8 |
5 |
0 |
0 |
|
ベルワイヤ |
データ(Mbps) |
50 |
50 |
50 |
40 |
0 |
0 |
0.8mm |
電源:PoE(単位:W) |
7 |
7 |
6 |
3.5 |
0 |
0 |
|
電源:NPA(単位:W) |
7 |
7 |
7 |
6.5 |
0 |
0 |
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電源:PoE+(単位:W) |
13 |
13 |
13 |
10 |
0 |
0 |
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電源線 |
データ(Mbps) |
50 |
50 |
50 |
40 |
0 |
0 |
1.5m㎡ |
電源:PoE(単位:W) |
7 |
7 |
7 |
7 |
0 |
0 |
|
電源:NPA(単位:W) |
7.5 |
7.5 |
7 |
7 |
0 |
0 |
|
電源:PoE+(単位:W) |
13 |
13 |
13 |
13 |
0 |
0 |
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ネットワーク |
データ(Mbps) |
50 |
50 |
50 |
50 |
50 |
45 |
ケーブル |
電源:PoE(単位:W) |
7 |
7 |
7 |
6.5 |
6 |
6 |
|
電源:NPA(単位:W) |
7.5 |
7.5 |
7 |
7 |
7 |
6.5 |
|
電源:PoE+(単位:W) |
13 |
13 |
13 |
13 |
13 |
12 |
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PoE電力レベル(Class):
class 0: 0.44–12.95 W
class 1: 0.44–3.84 W
class 2: 3.84–6.49 W
class 3: 6.49–12.95 W |
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比較表の見方(①〜⑤) |
①同軸ケーブルを2線式ケーブルにし、②電源供給をMOBOTIXのNPA-PoEセットで行い、③ケーブル長が300mの場合、④帯域幅が最大50Mbpsを実現します。⑤さらにPoE受電端末(例:MOBOTIXのIPカメラ)は、継続して5Wの電力が供給されます。 |
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距離における帯域幅の変化(Mbps) |
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PoEでの電源供給による電力出力の場合(単位:W) |
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NPA-PoEでの電源供給による電力出力の場合(単位:W) |
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PoE+での電源供給による電力出力の場合(単位:W) |
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距離における帯域幅の変化(端末機器で効率的に利用できるもの) |
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電源供給:
IEEE 802.3afに準拠したPoEを使用 |
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電源供給:
MOBOTIX製のNPA-PoEセット |
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電源供給:
IEE 802.3at準拠のPoE+、またはDC電源供給ユニット(48-57V、600mA) |
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